NEWS
お知らせ
- BLOG
- 2025.6.27
中古住宅を購入する時の流れとは?購入時に確認すべき内容を分かりやすく解説
人生で最も大きな買い物の一つ、住宅購入。新築と中古で迷われている方も多いのではないでしょうか?中古住宅は、価格の安さやリフォームの自由度など魅力的な反面、物件の状態や手続きなど、不安な点も多いかもしれません。
この記事では、これから家探しを始める方や中古住宅の購入を検討している方を対象に、中古住宅購入の流れをステップごとに詳しく解説します。購入時に確認すべき内容や注意点も合わせてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、理想のマイホーム探しにお役立てください。

目次
1. 中古住宅を購入する一般的な流れと期間
中古住宅購入の大まかな流れと、それぞれのステップにかかる期間の目安をご紹介します。物件や住宅ローンの種類、売主の状況、金融機関の対応などによって期間は大きく変動する可能性があることを踏まえた上で、参考にしてください。
【1-1. 希望条件を基に物件を探す(1~3ヶ月程度)】まずは、希望のエリア、間取り、広さ、予算などの条件を明確にしましょう。インターネットポータルサイトや不動産会社のウェブサイトを活用して情報収集を行い、気になる物件を見つけたら資料請求や問い合わせをしてみましょう。信頼できる不動産会社を見つけることも重要です。複数の不動産会社に相談し、地元に密着していて実績が豊富、かつ親身になって対応してくれる担当者を見つけることが、満足のいく物件探しにつながります。
【1-2. 実際に物件を内覧する(1~2ヶ月程度)】気になる物件が見つかったら、実際に内覧して物件の状態や周辺環境を確認しましょう。内覧時は、日当たりや風通し、周辺の騒音、生活利便施設までの距離などをチェックするだけでなく、物件の状態(雨漏り、シロアリ、水回り、床下など)、設備の動作確認、近隣住民の様子なども確認しましょう。内覧チェックリストを用意しておくと便利です。
【1-3. 購入を申し込む(1週間程度)】購入したい物件が決まったら、購入申込書を不動産会社に提出します。購入申込書には、購入希望価格や条件などを記入します。売主が購入申し込みを承諾すると、売買契約へと進みます。購入申込書は、一般的には法的拘束力がないとされていますが、状況によっては拘束力が生じるケースもあるため、注意が必要です。
【1-4. 住宅ローンの事前審査(仮審査)を申し込む(1~2週間程度)】住宅ローンを利用する場合は、購入申し込みと並行して、金融機関に住宅ローンの事前審査を申し込みます。事前審査では、借入可能額の目安や金利などが分かります。
【1-5. 売買契約を締結する(1~2週間程度)】住宅ローンの事前審査が承認されたら、売主と売買契約を締結します。契約前に、宅地建物取引士から重要事項説明を受けます。重要事項説明では、物件の権利関係、法令上の制限、取引条件などが説明されます。契約内容をしっかりと理解しておきましょう。契約書には、物件の情報、売買価格、支払条件、引き渡し時期などが記載されています。
【1-6. 住宅ローンの本審査を申し込む(2~3週間程度)】売買契約締結後、金融機関に住宅ローンの本審査を申し込みます。本審査では、より詳細な審査が行われます。
【1-7. 決済・引き渡しを行う(1~2週間程度)】住宅ローンの本審査が承認されたら、いよいよ決済・引き渡しです。金融機関で残金決済を行い、物件の鍵を受け取ります。同時に、司法書士立ち会いのもと、所有権移転登記を行い、法的に所有権が買主に移転します。固定資産税・都市計画税は、日割り計算で清算されます。
2. 中古住宅の購入前に押さえておきたい注意点
【2-1. 引っ越し時期の目処を立てる】 物件の引き渡し時期に合わせて、引っ越し時期の目処を立てておきましょう。引っ越し業者に見積もりを依頼したり、新居に必要な家具や家電を準備したりする必要があります。
【2-2. 購入に必要な金額を明確にする】 物件価格だけでなく、リフォーム費用、諸費用(仲介手数料、登記費用、ローン保証料、火災保険料、固定資産税・都市計画税、引越し費用など)も考慮し、購入に必要な総額を把握しましょう。
【2-3. 利用できる補助金・減税・控除がないか確認する】 住宅ローン控除や自治体独自の補助金・助成金など、利用できる制度がないか確認しましょう。
【2-4. 重要事項説明書と売買契約書の内容を十分に理解する】 重要事項説明書と売買契約書は、購入前に必ず目を通し、内容を十分に理解しましょう。不明点があれば、不動産会社に質問し、納得してから契約を締結することが重要です。
【2-5. 住宅診断(ホームインスペクション)を受ける】 住宅診断とは、住宅の専門家であるホームインスペクターが建物の状態を診断するサービスです。中古住宅は、新築住宅と比べて建物の劣化が進んでいる可能性があるため、住宅診断を受けて、建物の状態を詳しく把握することをおすすめします。住宅診断を受けることで、専門家による客観的な評価を得られ、隠れた瑕疵を発見できる可能性があります。費用は、数万円から数十万円程度が相場です。依頼する際は、インスペクターの資格や実績、検査内容、費用などを比較検討しましょう。
【2-6. 希望のリフォームができるか確認する】 中古住宅を購入後、リフォームを検討している場合は、希望のリフォームができるかどうか、事前に確認しておきましょう。マンションの場合は、管理規約によってリフォームが制限される場合があります。また、建築基準法などの法規制によってリフォーム内容が制限される場合もあります。
【2-7. 耐震性・周辺環境を確認する】 建物の耐震性や周辺環境も重要な確認ポイントです。耐震基準適合証明書やハザードマップを確認し、地震や水害などのリスクについても把握しておきましょう。
3. 中古住宅の購入にかかる費用一覧
【3-1. 住宅購入時にかかる費用】
・物件価格
・仲介手数料
・印紙税
・登録免許税
・住宅ローン保証料
・火災保険料
・銀行振込手数料
・固定資産税・都市計画税(日割り計算)
・ホームインスペクション費用
・リフォーム費用
【3-2. 引き渡し後にかかる費用】
・引越し費用
・家具・家電購入費用
・水道・光熱費
4. 中古住宅の購入に関するよくある質問
【4-1. 中古住宅を購入することの魅力は?】価格が安く、新築では手が届かないエリアや広さの物件に住める可能性があること、リフォームで自分好みにカスタマイズできること、周辺環境が整っていることが多いことなどが挙げられます。
【4-2. 買ってはいけない中古住宅の特徴は?】雨漏りやシロアリ被害などの瑕疵がある物件、耐震基準を満たしていない物件、再建築不可の物件などは避けた方が無難です。再建築不可の物件は、災害時などに建て替えができないため、資産価値が低い傾向にあります。
【4-3. 住宅ローンはどのように選べば良いですか?】金利タイプ(固定金利、変動金利)、返済期間、借入額などを比較検討し、自身のライフプランや返済能力に合ったローンを選びましょう。複数の金融機関から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
【4-4. 中古住宅購入時の注意点で一番重要なことは何ですか?】物件の状態をしっかりと確認することです。ホームインスペクションを活用し、隠れた瑕疵がないかを確認しましょう。また、契約内容をしっかりと理解することも重要です。
5. 中古住宅の購入の流れを押さえてマイホーム選びをスムーズに
中古住宅の購入には、多くのステップと確認事項があります。流れを事前に理解し、しっかりと準備を進めることが、スムーズな住宅購入の鍵となります。
<体験談>先日、当社で中古マンションを購入されたお客様から、「最初は中古住宅の購入に不安がありましたが、担当者の方が丁寧に流れを説明してくれたおかげで、安心して進めることができました。内覧の際に住宅診断も勧めていただき、隠れた瑕疵が見つかったので、売主と交渉して修繕してもらえました。おかげで、安心して新生活をスタートさせることができました!」という嬉しいお言葉をいただきました。 当社では、中古住宅購入に関するご相談を無料で承っております。物件探しから資金計画、売買契約、引渡しまで、お客様のマイホーム探しを全力でサポートいたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。
