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- 2025.8.7
【2025年最新版】マンション修繕費の相場と適正価格が丸わかり|将来の値上げリスク・見極め方・対策も徹底解説
「このマンション、修繕費が高すぎない?」「積立金が安いけど将来大丈夫?」「築20年の相場はいくら?」と、マンションの修繕費用に関する不安や疑問は、購入前にも所有中にもつきものです。
特に最近は、建材や人件費の高騰により、修繕積立金の“値上げ”が増加傾向。相場を知らずに物件を選ぶと、将来の費用負担で後悔することにもなりかねません。
このコラムでは、「マンションの修繕費用の相場」「築年数別の平均」「積立金の値上げリスク」「適正価格の見極め方」を徹底解説。さらに、購入前・所有中にできる対策・無料相談もご案内します。
相場を知り、修繕費用で損をしないために、ぜひ最後までご覧ください。
目次

1. マンション修繕費とは?|積立金・一時金・大規模修繕の基礎知識
【修繕費=マンションの資産価値を守るコスト】
マンションの修繕費は、建物の老朽化や設備の劣化に対応するために必要な費用です。主に以下の3つがあります。
1-1. 修繕積立金:毎月徴収される定額の費用。長期的に積み立てておき、大規模修繕などに充てます。
1-2. 一時金(臨時徴収):積立金が不足した場合、住民から臨時で徴収される費用。突然高額負担になることも。
1-3. 大規模修繕費用:10〜15年ごとに行われる外壁・防水・設備の工事費用。数千万〜億単位の工事になることも。
修繕積立金は「将来の安心保険」とも言える重要な費用です。
2. 築年数別|修繕費(積立金)の相場一覧(10年・20年・30年)
国土交通省の調査や大手管理会社の実例から、築年数ごとの平均的な修繕積立金(月額/㎡単価)は以下の通りです。
築年数 | 相場(月額) | ㎡単価目安 |
新築〜築10年 | 5,000〜10,000円 | 約100〜150円/㎡ |
築10〜20年 | 10,000〜15,000円 | 約150〜200円/㎡ |
築20〜30年 | 12,000〜18,000円 | 約200〜250円/㎡ |
築30年以上 | 15,000円〜 | 約250円/㎡〜 |
※間取り・戸数・立地・管理体制によって大きく変動します。
【実例】
・築25年・駅近60㎡マンション→積立金14,000円/月(約230円/㎡)
・築12年・郊外70㎡マンション→積立金9,000円/月(約130円/㎡)
3. 修繕費が相場より高い・安い物件の見極め方と注意点
3-1. 高すぎる場合
・管理費との合算で2万円/月超→維持費負担が重く、購入後の家計圧迫も
・修繕履歴が少なく、「過去の不足を補っている」可能性あり
3-2. 安すぎる場合
・築20年以上で8,000円/月以下→将来の大幅値上げ・一時金リスク
・修繕積立金不足による資産価値低下に注意
3-3. 見極めのコツ
・管理組合が公開する「長期修繕計画」や「修繕積立金の残高」を確認
・資産価値重視なら「安すぎる物件」には要注意
4. 修繕積立金はなぜ値上がりする?|物価・材料費・管理体制の影響
近年、マンションの修繕積立金が「値上がりするケース」が増えています。その主な原因は以下のとおりです。
4-1. 建築資材の価格上昇
2020年以降、建材(鉄筋・コンクリート・塗料など)の価格が世界的に上昇。これにより、外壁修繕や屋上防水などの工事費が15〜30%増加した事例もあります。
4-2. 人件費の高騰と職人不足
建設業界では深刻な人手不足が続いており、熟練工の高齢化も進行。結果、工事費の中でも「人件費」が占める割合が高くなり、修繕費の総額が押し上げられています。
4-3. 予測より不足する修繕費
新築分譲時の「初期設定額」は低めに設定されがち。その結果、築10年を過ぎたあたりで資金不足が発覚し、値上げや一時金が必要になるケースが多発。
4-4. 国のガイドラインに基づく見直し
国土交通省の「マンションの修繕積立金ガイドライン(改訂2023年)」では、築年数に応じた適正額が示され、これを基に値上げを検討する管理組合が増えています。
5. 修繕費の適正価格を判断する3つのポイント|資料・見える化・相談
修繕費が「高すぎず・安すぎず」、将来にわたり無理なく支払える水準かどうかを判断するには、以下の3つが重要です。
5-1. 長期修繕計画書をチェック
30年スパンで修繕の内容・費用・時期を記した「長期修繕計画書」を確認しましょう。最新版か、5年以内に見直されているかが信頼性のポイントです。
5-2. 積立金の残高を確認
修繕積立金の現在の残高が少ない場合(目安:全戸数×50万円以下)は、近い将来の値上げや一時金徴収の可能性が高くなります。
5-3. プロの第三者相談を活用
物件の購入前や、管理組合としての積立金見直し時に、不動産専門家に相談すると「相場との比較」や「リスクの見える化」ができます。
▶︎【無料でチェック】気になる物件やご自宅の修繕費は相場より高い?妥当?プロが診断します。
6. 修繕費の増額を避けたい人へ|今できる購入・所有時の対策
将来の修繕費増額や一時金徴収を避けるには、「予測」し「準備」することが大切です。
6-1. 購入時の対策
・積立金が安い=将来のリスクと考える
・長期修繕計画の内容・積立金残高を事前に確認
・修繕積立金が段階的に上がる設定かもチェック
6-2. 所有中の対策
・管理組合に働きかけて、修繕計画や積立金を見直す
・大規模修繕の前に「相見積もり」で適正価格を確認
・値上げ提案時は、住民の合意形成を円滑にする資料を活用
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7. 管理組合・理事向け|修繕費の見直し・妥当性チェックの方法
管理組合や理事会の立場で、修繕費用の適正化・見直しを進める場合、以下の方法がおすすめです。
7-1. ガイドラインと自主管理の差を理解
国交省のガイドラインは「大手管理会社の平均」ベース。自主管理マンションは個別事情を加味し、「平均」ではなく「実需ベース」で見直しを。
7-2. 修繕コンサルの活用
専門のコンサルティング会社による第三者評価・業者選定サポートが有効。長期的にコスト削減・品質確保が可能。
7-3. 他物件との比較
同規模・同立地・築年数のマンションと比較することで、適正価格の判断材料になります。外部の相場データを活用。
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8. まとめ|修繕費で損をしないために無料相談をご活用ください
修繕費はマンションの「未来の安全と資産価値」を守る大切な費用です。相場を知り、適正価格を見極めることで、将来の「思わぬ出費」や「資産価値の低下」を防げます。
